過大評価されてると思われる人物
歴史上の人物を取り上げた作品は多く存在している。
作品に出てくる人物には過大ないし過小評価されてるもの、史実と違う姿を描いたものもある。
話を盛り上げるためには違った色をつける必要もあるというのは分からなくもないけど、イメージが間違ったまま浸透してしまうのは良いといえるのかなあ。
今回は過大評価されてると思われる人物をひとり挙げてみる。
義風堂々!!直江兼続~前田慶次酒語り 1 (ゼノンコミックス)
- 作者: 原哲夫,堀江信彦,武村勇治
- 出版社/メーカー: 徳間書店
- 発売日: 2011/04/20
- メディア: コミック
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直江兼続といえば「愛」という字の前立てを付けた兜をかぶり「義」を貫いた名将というイメージで描かれてる作品が多い。
確かに優れた武将であったのだろうけど、結果的には兼続が上杉家の執政として働いてた時期に上杉謙信が築き上げてきたものの大半を失ってしまった。
実際は「失敗者」ということになるが、後世の評価が高いのは「義」を重んじるというのが日本人の好みに合ってるということなのだろうか。
善人的イメージがあるようだけど、別角度から見た作品も出てほしいな。人物像の幅が広がるだろうからね。