疑問を感じるこの連合
国内の書店、取次業者、メーカーなどが連合して書店の電子書籍販売に乗り出すそうだ。
Amazonに対抗するために国内の業者が連合して立ち向かうということのようだ。
ただ、この試みが上手くいくかとなると疑問を感じる。そもそも電子書籍を買うためにリアル書店に行きたいと思う人がどれくらいいるのだろうか?サイトなどで直接買えるのにわざわざ書店に行く必要性があるのかなあ?
また、端末はどうするのだろうか。iPadやkindleなどで使えるものでないと売上は伸びないと思う。まさか、koboやReaderなどの国内メーカーの端末を使う必要があるとか?それやったら厳しいんじゃないの?国内メーカーの端末は全体的に見ると多数派とは言えないからね。それらの販売増加も目論んだ試みなら携帯みたくガラパゴス化しかねないのではないか?
このニュースに対する反応の大半は冷淡なもののようだが、そんなものだろうなって思う。考え方が消費者のニーズから離れてるように感じるものね。
そもそも巨大勢力に対して弱者が連合して立ち向かおうとする試みは上手くいくことが少ない。いくつもの勢力が連合する分、それぞれの利害や思惑などが継ぎ接ぎみたくなってくるからだと思う。今回の試みも同じような末路になりそうな気がするなあ。
まずは実際にやってみて、大方の予想通りになるか違う結果になるかが見ものだね。