2020年は明智光秀に決まったわけだが
長らく悪役的なイメージがつきまとっていたわけだが、実際は悪人というわけではないようだ。
現代でいえば、急激に成長を遂げた会社で働いている古いタイプの中間管理職みたいな人物だったのかもしれないと思う。
ワンマン色が強い社長の下、必死に業績を上げようとする部下たち。働きが認められれば年功序列なしに幹部クラスへの出世も夢ではない。ただ、逆に働きが悪かったり何の功績も無ければ、長年在籍してる古株だろうが容赦なくリストラされてしまう。
こんな会社で出世してきたものの、いつ切り捨てられてしまうか分からないという恐怖が常につきまとい、それが積み重なって過度のストレスに陥ってしまう。そして心身ともに追い詰められた上での謀反、というのが自分の光秀に対する見方だ。
今回、かつて大河ドラマ「太平記」を手掛けた人物が脚本を担当するとのことだが、「太平記」は好きな大河作品のひとつだっただけに期待はしている。ただ、約30年ぶりの大河ドラマ脚本ということで、今の感覚にあったものになるかという心配もある。謎の多い人物でもあるだけにどんな話になるのだろうか?
まあ、まだまだ先の話なので、今から気にしても仕方のないか。