雪使いのつぶやき

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姿を消すことになったのは時代の終焉だけでなく

サッカーワールドカップの決勝トーナメント1回戦、フランスがアルゼンチンを、ウルグアイポルトガルを破ってベスト8に進出した。

 

その結果、アルゼンチンのメッシ、ポルトガルクリスチャーノ・ロナウドというここ数年、バロンドール(最優秀選手)を争う2人が揃ってワールドカップから姿を消すことになった。

この2人が揃って決勝トーナメント初戦で姿を消したことで「2人の時代は終わった」という声もある。

 

確かに選手としてのピークが過ぎ始めてる上に、年齢を考えれば4年後は今よりも衰えてるだろう。もしかしたら、代表にいないということも有り得る。「終わった」という声が出てくるのには納得できるものがある。

 

だが、両者とも初戦で姿を消すことになったのは、それぞれのチーム状態にも原因がある。

アルゼンチンは以前から言われてるように、メッシ頼みから脱却できないまま年数が経ってしまった。攻撃陣には優れた選手がまだまだいるはずだけど、メッシありきの戦術が他の選手の力を生かせずにいる。また、メッシをサポートする中盤から守備の選手も若くて生きのいい選手がなかなか現れず、相手のスピードあるドリブルやパス回しに振り回されるシーンが目立った。メッシの能力を活かしきれないままでは敗退してしまうのは当然なのかもしれない。

また、ポルトガルも2年前のユーロでは優勝したものの、攻撃においてはクリスチャーノ・ロナウド頼みなのは変わっていない。ユーロで注目された何人かの若い選手も2年間で伸び悩んでるのが多く、攻撃でロナウドにかかる比重は変わっていない。それに加えて、DFラインが高齢化して守備での粘りが2年前に比べてなくなっている。

2人のスーパースターとともにチームも下降線を辿ってしまえば、早々に姿を消すのも仕方ないと思う。

 

さて、今日はスペインvsロシアの試合が行われるわけだが、直前の監督交代が影響してるのか組織が安定しないスペインと、グループリーグ最終戦ウルグアイに叩きのめされた敗戦から決勝トーナメントに臨む開催国のロシアの対戦、少なくともスコアレスのまま終わらないだろうなあ。