伝説の名投手で思うこと
今日放送のNHKクローズアップ現代は「幻の日本シリーズ」というタイトルだった。
先日、戦前の職業野球(プロ野球の前身)を映したフィルムが発見され、NHKで復元を進めた結果、プロ野球最初の日本一決定戦である巨人vs阪神戦であることが確認された。
わずか2分半の映像しかないが、その中には伝説の名投手・沢村栄治選手の投球などプロ野球誕生当初の名選手のプレーが記録されているそうだ。
番組では映像を元に沢村投手の投球の秘密を解析するとともに、その後の沢村選手たちを描いている。
沢村投手は投球における実際の映像がなかったこともあって、その凄さについては伝説の域を出なかった。
戦争による徴兵に巻き込まれることもなく、全盛期の姿をある程度維持できたままで戦後もプレーできてたら、もっと多くの人に強い印象を残していたのかもしれない。
そう思うと、戦争は折角の才能を消滅させてしまうものであり、あってはならないものではないだろうか。
野球を始めとするスポーツが戦争に巻き込まれることが二度とあってはならない。今回の番組を見て、改めて思うのであった。