警備業界の一致団結はいいが
世界最大級のイベントである東京オリンピックに向けて、警備業界で一致団結しようという試み自体は賛成できる。バラバラで動いていたら何か起きたときに対応しきれないだろうからね。組織が一本化すれば、様々な事態に統一的な対応が取れてスムーズな処理ができるというものだ。
ただ、普段から人手不足な警備の仕事にどれくらいの人が集まるのだろうか？期間限定で通常よりも賃金を割増すれば、学生やフリーターなどが多少は集まるかもしれないけど、それで十分な数が集まるかどうかは疑問だ。足りなければ外国人労働者も入れるということもあるかもしれない。何がともあれ、人が集まるかどうか、今のうちに対策を立てる必要があるのではないだろうか。
また、人が集まったところで仕事の質について大丈夫なのかという心配がある。なりふり構わず集めれば研修などの教育が十分に行き渡らない可能性があるだろうし、何か起きた時に役に立つかどうか疑問だ。俄仕込みの警備員で手の込んだ犯罪などに対応できるのだろうか？人を集めるだけでなく、しっかりした警備ができるよう、十分な体制を取ることも必要だと思う。
東京オリンピック・パラリンピックまで、あと２年ある。そこまでにオールジャパンでしっかりした警備体制が作れるのか？お手並み拝見ですな。
AIBO型の番犬というものが出て量産化されれば、警備は楽になる？？
