雪使いのつぶやき

日々の様々な出来事や思うことを気ままにつぶやいています

ニートは昔から存在する

今放映中のとあるドラマに出てくるニートが「自分は高等遊民だ」と言ってるそうだ。

 

それを聞いて思い出したのが夏目漱石の小説「それから」だ。

その小説の主人公は大学を卒業後、仕事をせずに親の援助で暮らしている、今で言うニートである。ある日、主人公は親友夫妻と再会する。生活に困ってる親友のために何かと奔走する主人公だが、かつて恋心を抱いていた親友の妻と何度も会ううちに再び恋心が燃え上がる。そして主人公は彼女に告白し、実家から持ちかけられていた縁談を断る。主人公は親友に彼の妻へ告白したことを告げ、彼女を譲ってくれるよう頼む。親友は自分の妻と主人公のいきさつを手紙にして主人公の父に送った。実家から縁を切られた主人公は仕事探しに町へ飛び出していく・・。そんな話だ。

 

呼び方は違うがニートというのはいつの時代にも存在してたようだ。そして社会問題になってたのも今と変わらないらしい。解決が簡単にいかないのも、長いことある現象だからかもしれないね。

 

とはいえ、引きこもるのは良くないね。外に出て人と触れ合わないと体も気持ちもあっという間に劣化してしまうよ。

 

 

それから (新潮文庫)

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