外国人を受け入れる前に・・
これ、「ちょっと待て」と思った人、少なくないのではないか?
人が足りないからアジア各国からの外国人で補おうという発想は介護や建設業など人手不足にあえぐ業種や職種と同じだ。
それらに共通するのは単に人手が足りないのではなく、労働条件や環境が厳しいところで募集しても人が集まらなかったり定着しないということだ。
つまりはハロワや求人誌などで募集しても集まらないから、外国から、しかも人件費が安くて済みそうなアジアからの労働者を使うことで埋め合わせしようということなのだろう。
そもそも募集しても人が定着しないのは労働条件や環境が厳しいのに賃金が安く昇給がほとんどないような「ブラック」な所が多いからではないか?
ワークシェアなどで労働時間やシフトを分散させたり、賃金をもう少しアップさせたり、労働法令の遵守を徹底させるなどして働きやすい環境を整えれば外国人に頼らずとも人は集まると思うんだけどね。そういうことをせずに外国人に頼ろうと考えるのは「ブラック」環境を放置して人件費を抑えるのを助長するようなものではないだろうか?
外国人を入れるなとは言わないけど、まずは日本人がもっと働けるような環境作りをする必要があるのではないか。そうでなければ、人手不足の根本的な快勝にならないと思うのだが。